2nd JACKET / K-301

こんにちは。
だいぶ期間が空きましたが、今回は一番多くオーダーをいただく2nd JACKETについて書いてみようとおもいます。
その名の通り2nd typeのデニムジャケットを元に製作しております。
KLOOTCHはヴィンテージの再現等のリプロダクト的な事はほとんどしないのですが、このジャケットだけは従来のデザインそのままに制作しております。
もちろん着丈や身幅、シルエット等は現代に合うように変更しています。
 
シルエットや着心地を左右する袖の作図(型紙)や付け方は、デニムと同じでは脇の下がゴワついたりシルエットが崩れるので、レザージャケットに合うように作図して取り付けています。
袖に限らず、要所要所にデニムとは違うレザージャケット向けの作り方をしているので、デニムジャケットとは作り方が全然違います。
 
 
 
そしてボタンホールはこちらも全て手縫い。
これだけは絶対譲れないこだわりで、ミシンで作るボタンホールの何十倍、下手したら何百倍も時間と手間がかかるのですが、仕上がりと強度が全然違います。
 
ミシンで作るボタンホールは使用する糸が細く、ミシン目が細かすぎるのでそこから破れやすい。
手縫いは太い糸を使えるので針穴の間隔が広く取れるのでミシンに比べて格段に強度が増します。また、太い糸ならではの立体的で手縫いでしか出せない雰囲気がでます。
 
ミシンによっても違いますが、基本的にミシンのボタンホールは、縫い上げてから切り込みを入れる為、ボタンホールの内側に革が残っていることが多いのですが、手縫いは切り込みを入れてから縫い上げるので革を糸が包み込んでいる形になります。(先に切り込みを入れるミシンもあります)
 
このボタンホールを作る工程、正直本当にめんどくさい笑
でも絶対に手縫いの方が良いモノに仕上がるので、KLOOTCHは今後もずっとボタンホールは手縫いです。
 
最近少し多めになってきたのがボタンを本水牛ボタンに変更するカスタム。ボタンが黒なので黒でまとまっていて落ち着いた雰囲気になります。これもまたオススメです。
 
まだまだ拘りはあるのですが、作業が詰まってますので今日はこの辺にして、また機会があればまとめてみようと思います。
 

KLOOTCH dustin burg atelier

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